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村澤一晃と丸徳家具のデザイナーズコラム

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デザインの裏話!普段聞けない
貴重な話が飛び交う

ダイニングテーブル・デザイナーズチェアの丸徳家具営業日カレンダー

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※赤字は休業日です

通信1 「Pocket」編

いつもと変わらない日常に、
ふらっと現れたのは、
まぎれもなく・・・
デザイナー 村澤 一晃

Pocketを想う

丸徳家具デザイナーコラム

Designer Column

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もう随分前の事になりますが、村澤さんとの最初の出会いはイベントとかではなく、福岡県大川市の私の店でしたね。
今でも鮮明に覚えていますよ。(笑)
でも最初はびっくりしましたよ〜 何の予告なしに村澤さんがふらっと店のドアを開けて入ってくるんだもん。
瞬時に「あっ デザイナーの村澤さんだ!」と思ったのと 「なんで村澤さんが店に来たの?」との思いが頭の中を駆け巡り変な感じで初めは声もかける事が出来ませんでした。

あのときは大川のメーカーを数社訪問していた最中で、ふと「そういえば大川にも販売店あったよな。」と思いつき、急に覗きにいきました。
私以外は背広の男だけでしたので、さぞや怪しい軍団だと思ったはずです。
どうみても、お客さんには見えませんからね。
本気で顔まで知っているとは思っていなかったので、最後の最後で声をかけられた時は驚くより、恥ずかしかったですよ。「わかっていたなら、先に声かけてよ〜」てね。(笑)

でもその日を境に、自信をもってオススメできる家具とはどのような家具なのかが、明確に分かってきたように思います。
だってデザイナーの方が自分でデザインした椅子を販売している店に突然来店する人なんていないですよ。
私の店では、初めてでした。(笑)

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本当にいないのかな?
まあ、突然の訪問はさすがにいないかもしれませんが、私にとっては売り場で商品がどのように見えているのかはとても大事な事なので、けっこう関東近辺ではお店をよく見て回っていました。
工場で確認したり、展示会で発表したりする時とは商品も違う顔をしていますからね。
ライバルとの立ち位置もよくわかるし。(笑)
地方のお店を巡るようになったのは、
今の「股旅スタイル」での開発が定着してからかな。突然訪問するのは迷惑かな、とも考えるのですが、逆にアポまで取って行くのも気が引けますしね。何事もなければそのまますーと出てゆきます。
それに、名乗って相手が知らなかったらそれこそ恥ずかしい。

でもそれって自分のデザインに責任を持つとゆう事の表れだと思います。
だから私達も自信を持って販売できます。

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責任というより、嫁ぎ先をこっそり見に行くお父さんの心境かな。
ということは、度が過ぎるとストーカーか
、、、(苦笑)


村澤さんのデザインした椅子を沢山扱っていますが、新作発表の時に「えっ!」と一瞬思った
椅子があります。
『ポケットチェア』です。名前も愛嬌があり、これまでのデザインの中でも小ぶりで可愛いタイプの椅子なので、椅子の形と村澤さんの顔が結びつかなくて・・・
だから印象に残っています。

私のデザインする椅子はどちらかといえばゆったりサイズが多いからね。いつも試作を確認する際に自分の座り心地を優先すると、どうしても大きくなる。でも、あるとき知人の建築家から「ムラサワ君の椅子はとてもいいけれど、少し大振りだからレストランとかには提案しにくいんだよね。」といわれて、なにー、それならちいさな椅子にも挑戦だ!と。(笑)
名前のpocketはそのままズバリ、座面がポケットのような形をしているところからきていますが、ポケットには「小さい」という意味もあります。
私がちいさな椅子に取り組んで最初のデザインでしたので、今でもお気に入りのひとつですね。

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なるほど、名前の中にもそんな意味がかくれていたんですね。
しかしこのちいさい椅子の中にも、沢山の工夫が盛り込まれていますよね。

小振りにしても座り心地を犠牲には出来ません。ずいぶんと試行錯誤しました。
この椅子は試作回数なら定番の上位ですね。

社会の教科書で見た人類の進化の図のように、試作を全部横一列に並べてみてみたいですね。

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座面は小さくても安定感があるように、脚が外に踏ん張っているのですが、これが微妙な角度で座る際に脚にあたる、、、これを解決するのが実は一番手間でした。実際にいろんな方に座ってもらいながら検証するのですが、この時は特に女性に確かめてもらいました。
おかげで絶妙なバランスで完成しましたが、書き直した図面も枚数も、、、。


バランスって本当に難しいですよね。一か所サイズを変えると関係するすべてのサイズが変ってくる。
そのうえで全体のプロポーションも考えないといけない。私だったら頭がパンクするかもしれません。
(笑)

あと、技術的なこだわりもいくつか。
小さいと見せ所も少ないのですが、この椅子はぎゅっと詰まっています。
後脚と背の接合部分、パーツが一体化してとてもきれいに治まりました。これは、微妙な角度を若手職人が数値化して作り上げてくれた賜物です。図面でもこんな精度は出ません(笑)
そして、背も取り付け部分と中心では厚みが違い、背のフィット感を良くしています。ここは見た目もすっきりさせるために重要なポイントでした。
さらに、最大に見せ場は、
実は座面の裏です。
脚を出来るだけ独立した形で見せたかったので、貫と呼ばれる構造体が座面の下にかくれるように構成していますが、ここに余分な補強をしないですっきり納めるため、いつもは見える部分で使っていたフィンガージョイントを駆使し、少ない構造体で強度を保たせています。
こんなところ、使い手はみませんから、作り手のこだわりと言うか、意地というか。完成したとき、「せっかくだから展示のときに構造が見えるようにアクリルの座面をつくろう!」と盛り上がり、本当に作ってしまいました。(笑)
結局使いませんでしたが。

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やはりこの椅子は、座面裏の構造も見てもらいたいですね。
そして、椅子の裏側の説明も大事なところ
ですね。
販売者の腕の見せ所!
これが本当の裏ワザ!ってね。


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